ゲル太郎ブログ

スキンケアなど感じたことをつらつらと。

化粧水だけのスキンケアがNG過ぎる理由は保湿にならないから

ニキビができてしまうから保湿は化粧水だけにしようと考える方もいるかもしれませんが、非常に危険です。

なぜなら化粧水では基本的に正しい保湿できないからです。

正確にお伝えすると一時的に保湿はできるものの十分にはできないということです。

なぜ化粧水だけの保湿がNGなのか具体的にお伝えしていきます。

 

化粧水だけのスキンケアでは肌を痛めつける理由

1.保湿にならない

化粧水だけでの保湿がNGなのは肌が十分に保湿されずに水分がすぐに逃げてしまうからです。

化粧水の構成成分は実は大部分が水です。

水溶性の成分は基本的に肌の表面の皮脂などの油性の性質によって弾かれます。そのため、仮に浸透したとしても角層の2〜3割程度です。

そのため、しかも水分をキープするエモリエント成分はほぼ含まれていないので、すぐに蒸発します。

化粧水によってしっとりするのはほんの少しの時間だけで実は蒸発した水分が周りの水分を奪って乾燥を招くことに繋がってしまうのです。

 

2.肌のバリア機能が落ちる

化粧水が蒸発して肌の水分を奪うと乾燥に繋がります。

肌の水分が奪われてしまうと肌のバリア機能が落ち、花粉やほこりなどの外部的な刺激からダメージを受けやすくなり、それが肌荒れを引き起こす原因になります。

 

3.皮脂が大量に分泌される

乾燥した状態を察知した肌は外部的な刺激から守るために皮脂を大量に分泌します。

皮脂は油膜として肌を保護する役割もになっているからです。

皮脂が大量に分泌されると肌はベタつきを感じやすくなり、テカリにも繋がります。

 

4.毛穴の詰まりを起こす

過剰に分泌された皮脂は古くなった角質と混じって角栓を生みます。

すると毛穴が角栓で詰まり、酸化して黒ずみが目立つようになります。

 

5.ニキビなどのトラブルをうむ

詰まった毛穴の中でアクネ菌が繁殖することでニキビが発生します。

ニキビを潰したり触ったりしてケアを間違えるとクレーターのように陥没した後になる可能性も最悪の場合あります。

 

このように様々なデメリットがあります。

 

化粧水はつける意味はない?→ものによります。

正直「化粧水っていらなくない?」と感じる方もいるかもしれません。

化粧水の基本的な役割は肌を整え乳液やクリームの効果をあげること、洗顔で失った水分を補うこと、美容成分の補給などがあります。

実際はどれも成分に優れたオールインワンゲルであれば役割を果たすことも可能なので、保湿としての役割を1つで果たせる力があるオールインワン化粧品を使うのであれば不要ではあります。

一方で、ビタミンC誘導体などの美容成分が含まれているものであれば使う価値があると言えます。

 

避けた方がいい化粧水の特徴

化粧水の中には清涼感を出すためにエタノールが高配合されたものがあります。

エタノールは濃度にもよりますが、基本的に刺激になる可能性のある物質で、揮発性(常温で蒸発して周りの水分を奪う)があるため、乾燥を助長してしまう可能性があります。

そのため、エタノールが多く配合されている化粧水は避けた方が無難と言えます。

また、美容成分がほぼ入っていないようなタイプのものも価格に対して適正な価値があるかというと微妙なのでおすすめできません。

 

化粧水の正しい使い方をNGな方法を例にお伝え

パチパチ叩く、強く擦る

パチパチと化粧水を叩いた方が浸透すると考えている方もいるかもしれませんが、刺激によってシミができる原因になったり、肌のバリア機能を弱める原因になる可能性があるのでNGです。

顔全体にサッと手のひらにとった化粧水を馴染ませるように使うのが正解です。

乾燥しやすい部分は手のひらで抑えるようにして馴染みやすくしましょう。

パチパチ叩いたり、擦ったりするのはお肌にとっては悪影響です。

 

何度も重ね塗りする

化粧水は重ねて塗っても角層の3割程度しか浸透しないのであまり意味がありません。

コスパが悪くなるだけなので、スキンケアの次のステップに進みましょう。

 

バシャバシャ浴びるように大量に塗る

浴びるように塗るのも同じです。化粧水は商品の説明書に書いてある量を参考にしましょう。500円玉くらいの量が1つの目安です。

つけても化粧水は基本的に蒸発するのでそこまで量をつけても意味がありません。

むしろ角質細胞のケラチンは水を含みすぎると弱まる性質があります。お風呂に長い時間入って指が指がふやけた経験がある方もいると思います。

特に敏感肌の方は要注意です。

 

時間をかける

時間をかけると肌を余計にすることになりますし、化粧水の成分が蒸発することに繋がるのでNGです。

1分を目安に次のスキンケアのステップにうつるようにしましょう。

 

まとめ

化粧水=保湿と考える方もいるかもしれませんが、保湿は水分を与えるたけではなく、キープしてくれるセラミドなどの成分や蒸発を防ぐ油性のエモリエント成分も必要です。

化粧水には基本的に水分を与える役割しかなく蒸発を防ぐことができないので、化粧水だけのスキンケアは行わないようにしましょう。

乾燥を招きオイリー肌やニキビの原因になる可能性があります。